Comparisons
【2027年版】AIゲームアセット生成ツールおすすめ9選
- Written by
- Sonilo Team
- Published

キャラクターや背景を作るだけでなく、UI、3Dモデル、宣伝用の画像や動画まで、ゲーム制作ではさまざまな素材が必要になります。現在のアセット制作は、スプライトや小物、背景画だけを扱う工程ではなくなっています。テクスチャ、トレーラー、運営イベント用のビジュアル、仮のサウンドトラックも、その一部です。
AIゲームアセット生成ツールを選ぶなら、画像生成だけに絞らず、制作全体でどう使うかを考えたいところです。Robloxで体験を制作する場合も、ゲームアセット向けのRoblox音楽・効果音生成を使えば、音楽や効果音(SFX)をほかの素材と同じ制作の流れで用意できます。大切なのは、必要な素材を増やしながら作品のスタイルを保ち、コンセプトから実制作へ進めることです。
なお、ここで紹介するのは、主にゲーム素材を作るためのAIツールです。ゲームそのものを丸ごと完成させるツールの一覧ではありません。ゲームプレイや各種システムの実装、最終的な仕上げには、Unity、Unreal Engine、Godotなどのゲームエンジンが引き続き必要です。その周りの素材制作を、どこまで助けてくれるかを見ていきます。
ゲーム制作で使いやすいAIアセット生成ツールの条件
プロンプトから見栄えのよい画像が1枚できても、ゲーム制作で使い続けられるとは限りません。開発チームが見たいのは、普段の制作工程に組み込めるかどうかです。
- キャラクター、小物、背景、UI、3Dアセットなど、必要な素材を作れるか。
- 複数回生成しても、同じ画風やスタイルを保てるか。
- 参考画像、アートバイブル、既存のビジュアル素材を使えるか。
- 生成した素材を、ゲーム本体やマーケティングの制作工程へ渡せるか。
- 素材を追加するたびに、作品の見た目を一から作り直さずに済むか。
特に重視したいのは、最後の点です。1枚の魅力的な画像より、キャラクターや背景、小物を並べたときに同じ世界のものとして見えるか。その差が、継続して使えるツールかどうかを左右します。
AIゲームアセット生成ツールおすすめ9選【2027年版】
1. Scenario|作品のスタイルを保ちながら、アセットをまとめて作りたいチームに

キャラクター、背景、アイテムを同じ世界観で増やしていきたいなら、Scenarioが最有力候補です。ゲーム向けのアセット生成と、チームのクリエイティブ制作を支える仕組みを備えており、単発の画像生成よりも、作品全体の見た目を管理する使い方に向いています。
画像、動画、3D、音声を扱えるほか、自分たちのアートバイブル(画風や世界観の設定資料)、スタイルの参考画像、既存素材をもとにカスタムモデルを学習できます。すでに決まっている表現を、次の素材にも引き継ぎたいゲームチームに合う構成です。
主な用途:
- キャラクターのコンセプト制作
- 小物やアイテムの制作
- 背景・環境アートの制作
- UIや宣伝用ビジュアルの制作
- LiveOps(運営イベントや継続施策)用素材の制作
- スタイルを統一したアセットの一括生成
- カスタムモデルの学習
- チーム制作やAPIを使った生成工程の組み込み
強みは、生成できる素材の多さに加えて、スタイルをコントロールできることです。スタイルを学習するカスタムLoRAでは、5〜100枚の参考画像を使ったモデル学習に対応しています。学習は対象の有料プランで利用でき、画像枚数の上限もプランによって異なります。毎回プロンプトだけで画風を再現するより、アートディレクターや開発チームが、作品の表現を継続して使うための土台を作れます。

また、複数の提供元による数百種類のモデルを、1つの作業環境で利用できます。画像、動画、3D、音声を別々のツールで管理するより、素材制作の中心に置きやすいプラットフォームです。
音楽側では、Scenario上のSonilo V1.1連携も利用できます。Text to Music(テキストから音楽を生成)とVideo to Music(動画から音楽を生成)の2つのモデルがあります。ビジュアルに加え、トレーラー音楽、カットシーンの配楽、動画のサウンドトラックまで扱えます。なお、本記事はSoniloのブログで公開しています。


向いているチーム: 作品のスタイルに合う素材を継続して制作したいゲームスタジオ、アートディレクター、LiveOpsチーム、開発者。
別の選択肢も検討したいケース: スタイルを管理する必要がなく、単発の画像が数枚あれば十分な場合。
2. Layer AI|ゲームスタジオのクリエイティブ制作を増やしたい場合に
Layer AIは、多くのビジュアル素材を短い制作サイクルで用意するチームに向いています。ゲームスタジオでは、マーケティング、ユーザー獲得(UA)、LiveOps、ブランドの表現に合わせたクリエイティブ制作で検討しやすいツールです。
すでにゲームの見た目が決まっていて、キャンペーン画像、イベント告知、ストア掲載素材、広告のバリエーションを増やしたい。そんな段階で、候補に入ります。
主な用途:
- LiveOps用のクリエイティブ制作
- ユーザー獲得広告の制作
- ブランドの表現に沿ったバリエーション制作
- キャンペーン用アートの制作
- スタジオ内のクリエイティブ制作
- 大量のビジュアル素材の制作
キャラクターを1人作ることより、チーム全体で制作量を増やす使い方に強みがあります。イベントや広告の更新が続くモバイルゲーム、運営型ゲームでは、この違いが重要です。
向いているチーム: LiveOps、グロース、マーケティング、クリエイティブ制作の担当チーム。
別の選択肢も検討したいケース: ゲーム内で使う小物や3Dモデルの制作を主な目的にしている個人開発者。

3. Leonardo AI|コンセプトアートと2D素材の方向性を探りたい場合に
まだゲームの見た目を決めている段階なら、Leonardo AIが候補になります。コンセプトアートや2D素材を試しながら、キャラクター、背景、小物、キービジュアル、サムネイルの方向性を具体化できます。
インディーチームでは、漠然としたアイデアを、アーティストと共有できるビジュアルへ落とし込むだけでも、制作を進めやすくなります。
主な用途:
- キャラクターのコンセプトアート
- 背景・環境のラフスケッチ
- 小物のデザイン案
- ムードボードの制作
- キービジュアルの下書き
- 2Dビジュアルの方向性の検討
強みは、試せる表現の幅と、方向性を探るテンポです。いくつかの案を見比べてから、よいものをアーティストへ渡したり、スタイル管理を重視した制作環境へ移したりする使い方に向いています。
向いているチーム: インディー開発者、コンセプトアーティスト、クリエイティブディレクター、開発初期のチーム。
別の選択肢も検討したいケース: スタジオ独自の複雑な制作工程や、ゲームエンジンに取り込む3D素材を中心に整えたい場合。

4. Meshy|3Dゲームアセットを作りたい場合に
3Dアセット生成を中心に考えるなら、Meshyは検討しやすい選択肢です。テキストや画像からの3D生成、AIテクスチャリング、リギング(骨組みの設定)、アニメーションに対応しています。PBR(物理ベースレンダリング)用マップや、ゲーム・3D制作で使う形式での書き出しも扱えます。
公式サイトでも、ゲーム開発向けにリメッシュ、PBRテクスチャ、キャラクターアニメーション、ゲームエンジンへの書き出しを案内しています。モデル制作とアニメーションの初期工程を減らしたい場合に、候補になります。
主な用途:
- 3Dの小物
- キャラクター
- 背景を構成するオブジェクト
- テクスチャ
- PBRマテリアル
- 3Dプロトタイプの制作
- Unity、Unreal Engine、Godot、Blenderなどで使うアセットの下書き
2Dの参考画像や文章でのアイデアから、まず立体として確認したいときに便利です。ただし、最終的に使う前の確認、形状の修正、最適化は見込んでおきましょう。初期モデリングを短縮する用途と、完成品をそのまま採用する用途は分けて考えたほうがよいです。
向いているチーム: 3Dアーティスト、インディー開発者、プロトタイプ制作チーム、多くのアセットを必要とするプロジェクト。
別の選択肢も検討したいケース: 主役級のキャラクターや重要なアセットを、人の手直しなしで完成させたい場合。

5. Tripo|3Dの形やデザイン案を素早く試したい場合に
Tripoも、テキスト、画像、スケッチから3Dアセットを作るための有力候補です。制作環境全体を整えるより、オブジェクトの形、クリーチャー、小物、デフォルメした3D表現を次々に試したいチームに向いています。
主な用途:
- テキストからの3D生成
- 画像からの3D生成
- スケッチをもとにした3D制作
- 3Dモデルのラフ制作
- PBRに対応したアセット案の検討
- 形状やシルエットの比較
アイデアは決まっているものの、まだ最終的な作り込みには入っていない。Tripoは、そんな段階で使いやすいツールです。立体で案を比べたうえで、3Dアーティストによる仕上げへ進められます。
向いているチーム: 3Dのアイデア検討や、制作初期のラフを素早く用意したいチーム。
別の選択肢も検討したいケース: 厳密なトポロジー、リギング、エンジン向け最適化まで、追加作業なしで仕上げる必要がある場合。

6. Rosebud AI|AIを使って遊べるプロトタイプを作りたい場合に
素材を作るだけでなく、ゲームのアイデアを動かして確かめたいなら、Rosebud AIが候補になります。この一覧の中では、ゲーム制作やプロトタイピングに近いツールです。ホームページから作りたいゲームを説明したり、テンプレートを選んだりして始められます。
静止画の素材をまとめるより、まず遊べる形にして、アイデアが成立するかを見たい場面に向いています。
主な用途:
- プレイできるプロトタイプの制作
- ゲームアイデアの検証
- 初めてゲームを作る人向けの制作
- テンプレートを使った試作
- 初期コンセプトの検証
- スプライトやキャラクターの制作
本格的なゲームスタジオの制作工程を、そのまま置き換えるものではありません。ただ、開発を始めたばかりの制作者や学生、個人開発者が、企画を実際に触れるものへ進めるには役立ちます。
向いているチーム: プロトタイプ制作、教育、初期アイデアの検討、初めてのゲーム制作。
別の選択肢も検討したいケース: 既存の制作工程に合わせて、管理されたアセットライブラリを整えたいスタジオ。

7. Promethean AI|既存アセットを使った3D環境構築に
すでに3D素材がそろっていて、それを使って世界やシーンを組み立てたいなら、Promethean AIが候補になります。既存アセット、参考資料、制作の文脈をもとに、クリエイティブチームを支援するAIアシスタントです。
3D環境構築やアセット管理、企業の制作工程を重視しています。Unreal Engine、Unity、3ds Max、Maya、Blenderとの連携も案内されています。中心となる連携先はUnreal Engineで、ほかのツールについては対応バージョンの確認が必要です。
主な用途:
- 3D環境の構築
- アセット管理
- ワールドやシーンのレイアウト
- クリエイティブチームの作業支援
- 既存アセットの再利用
- 大規模な制作環境での運用
強みが出るのは、手元にアセットライブラリがある場合です。制作上の知識や参考資料を整理し、アーティストが必要な素材を見つけて使えるようにすることで、ワールド構築を進めやすくします。
向いているチーム: プロの3D制作チーム、環境アーティスト、既存アセットライブラリを持つスタジオ。
別の選択肢も検討したいケース: 文章から画像を作るシンプルな使い方や、単発のコンセプトアートだけが必要な場合。

8. Luma AI|トレーラーや宣伝動画の表現を試したい場合に
Luma AIは、ゲームアセット専用の生成ツールではありません。ただ、ゲームの宣伝では、トレーラーや短いシネマティック映像を作り、複数の表現を試す工程も重要です。そのため、映像制作側の候補として取り上げています。
現在の公式サイトでは、クリエイティブAIエージェントを通じて動画、画像、音声、テキストを扱い、ブランドの表現を保ちながら制作する仕組みを案内しています。ゲームチームにとっては、ゲーム本体の素材より、動画を中心にしたクリエイティブ制作が主な用途です。
主な用途:
- ゲームトレーラーのコンセプト制作
- 短いシネマティック映像
- SNS用の動画素材
- SNS広告のバリエーション制作
- ビジュアル表現の検討
- キャンペーンのクリエイティブ検証
エンジンで使う素材を仕上げるテクニカルアーティストより、宣伝映像や広告を担当するチームに向いています。
向いているチーム: ゲームトレーラー、キャンペーン動画、実験的な映像表現を制作するチーム。
別の選択肢も検討したいケース: ゲーム本体にそのまま組み込むアセットや、ゲームアート全体のスタイル管理を主な目的にする場合。

9. Inworld AI|AIキャラクターやNPCの音声・対話に
Inworld AIが扱うのは、アセット制作の中でもキャラクターの音声やインタラクションです。現在は、リアルタイムの音声や対話を支える基盤として展開しており、AI NPCの会話や音声体験を組み込む場面で候補になります。
主にアート素材を作るツールではありません。それでも、キャラクターを静的なファイルではなく、プレイヤーとやり取りする体験として考えるなら、ゲーム開発に関わる重要な要素です。
主な用途:
- AI NPCのコンセプト検討
- プレイヤーとやり取りするキャラクター
- 音声を使ったインタラクティブな体験
- 対話システム
- キャラクターの反応や振る舞いの試作
Inworldは、キャラクターと対話を支える仕組みとして考えると分かりやすいです。Scenarioのようなビジュアル制作ツールや、Meshyのような3D生成ツールの代わりにはなりません。
向いているチーム: AIキャラクター、NPC、インタラクティブな対話を開発するチーム。
別の選択肢も検討したいケース: 画像素材、小物、背景、UIアートを制作したい場合。

AIゲームアセット生成ツールの比較表
| ツール | 得意な用途 | 主に扱うアセット・工程 |
|---|---|---|
| Scenario | 作品のスタイルに合うアセットの継続制作 | 画像、動画、3D、音声 |
| Layer AI | スタジオのクリエイティブ制作 | UA広告、LiveOps、キャンペーン画像 |
| Leonardo AI | コンセプトアートと2D素材 | キャラクター、背景、キービジュアル |
| Meshy | 3Dゲームアセット | 3Dモデル、テクスチャ、アニメーション |
| Tripo | 3Dモデルのラフ制作 | テキスト・画像・スケッチからの3D生成 |
| Rosebud AI | ゲームのプロトタイピング | 遊べるコンセプト、テンプレート |
| Promethean AI | 3D環境構築 | ワールド構築、既存アセットの活用・管理 |
| Luma AI | トレーラーや宣伝用動画素材 | 動画、画像、キャンペーン素材 |
| Inworld AI | AI NPCとキャラクターの対話 | 音声・対話を使ったキャラクターシステム |
自分たちに合うAIゲームアセット生成ツールの選び方
ゲームアートのスタイルを保ちながら、チームで制作を続けたいなら、まずScenarioから検討すると絞りやすくなります。
3Dモデルが足りないならMeshyとTripo、2Dのコンセプトを詰めたいならLeonardo AIが候補です。運営中のゲームでキャンペーン素材を作り続けるならLayer AI、既存の3Dライブラリから世界を組み立てるならPromethean AI。遊べるプロトタイプが欲しい場合は、Rosebud AIのほうが目的に近いです。
必要な工程ごとに整理すると、次のようになります。
- ビジュアルの統一: Scenario
- 3Dモデルの制作: Meshy、Tripo
- コンセプトアート: Leonardo AI
- スタジオのクリエイティブ制作量を増やす: Layer AI
- 3D環境の構築: Promethean AI
- プロトタイプの制作: Rosebud AI
- トレーラー動画: Luma AI
- AIキャラクター: Inworld AI
商用利用の前には、各ツールの利用規約、ライセンス、制作上の要件を確認してください。ゲーム本体だけでなく、有料広告、アプリストアの掲載素材、長く使うIP素材へ展開することもあるため、用途ごとの確認が重要です。自社アートや未公開素材をアップロードする場合は、必要な利用許可と、保存・学習利用の条件も先に確認しておきましょう。
よくある質問
2027年に向けて、AIゲームアセット生成ツールはどれがおすすめですか?
作品のスタイルに合う素材を、チームの制作工程で継続して増やしたいなら、Scenarioをおすすめします。カスタムモデル、スタイルの参考資料、既存の素材ライブラリを使いながら、画像、動画、3D、音声を1つの環境で扱える点が強みです。
AIゲームアセット生成ツールと、AIゲーム生成ツールは何が違いますか?
AIゲームアセット生成ツールは、キャラクター、小物、背景、UI、3Dモデル、宣伝画像、仮の音楽などを作るためのツールです。一方、AIゲーム生成ツールは、遊べるゲームを作ることまで含む場合があります。Scenarioは主に素材制作を支える側で、ゲーム全体の実装や仕上げにはUnityやUnreal Engineなどの開発環境を使います。
同じ画風のゲームアートを作り続けるなら、どのAIツールが向いていますか?
この用途ではScenarioが有力です。カスタムモデル、アートバイブル、参考画像、チーム制作を前提にしているため、毎回新しいプロンプトだけで画風を再現するより、作品の表現を引き継ぎやすい構成になっています。
3Dゲームアセットの生成には、どのAIツールがおすすめですか?
MeshyとTripoが主な候補です。Meshyは、テキスト・画像からの3D生成に加え、テクスチャ、PBRマップ、リギング、アニメーション、書き出しまで検討したい場合に向いています。Tripoは、テキスト、画像、スケッチから立体を作り、形やデザイン案を素早く比べたい場合に候補になります。
AIで生成したゲームアセットは商用利用できますか?
利用できる場合もありますが、ツールごとのライセンス、規約、制作上の要件を確認する必要があります。ゲーム本体で使えるからといって、トレーラー、広告、ストア掲載、長期的なIP素材としての利用まで、すべて許可されているとは限りません。ライセンスの確認も、アセットを採用する際の作業に含めてください。
まとめ|作りたいアセットに合わせて選ぶ
私なら、実用的な制作環境を組む際は、まずScenarioをビジュアル制作の中心に置きます。そのうえで、3Dモデルが足りなければMeshyやTripoを追加します。背景の組み立てにはPromethean AI、キャラクターとの対話にはInworld AI、という選び方です。
コンセプトを探る段階ではLeonardo AI、運営や広告の素材を増やすならLayer AIが候補になります。遊べる試作にはRosebud AI、トレーラーや宣伝映像にはLuma AIです。どれも同じ仕事をするツールではないので、必要な工程に合わせて組み合わせるほうが無理がありません。
素材を増やすたびに作品の見た目を整え直しているなら、まずスタイル管理から。制作が止まっているのがモデル、背景、映像、対話のどこなのかを切り分けると、次に導入するツールを選びやすくなります。
モデル学習の枚数上限や連携機能は、2026年10月13日時点で公開されている内容です。


