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動画クリエイター向けSuno v5.5:何が変わった?

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Sonilo Team
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動画クリエイター向けにSuno v5.5の新機能を解説するブログ記事のカバー画像。AI音楽生成ツールの進化と、クリエイターへの影響を紹介。

公開まで残り2時間なのに、完成したタイムラインにはBGMがない。そんなときに確認したいのは、Suno v5.5で曲作りが速くなるかではなく、動画の仕上げが本当に早くなるかです。実際の手順を先に知りたい方は、動画にBGMを追加する方法を参考にしてください。

まだ基本的な入れ方を確認している段階なら、AIツールを比べる前に、動画に音楽を付ける方法の総合ガイドから始めると迷いにくくなります。

AI音楽生成ツールを動画編集に取り入れている、りこです。Sunoの大型アップデートを見るとき、私が知りたいのはいつも同じです。音楽を作る人にとって面白いだけなのか、それとも動画を仕上げる時間まで短くなるのか。

Suno v5.5は2026年3月26日に公開され、Voices、Custom Models、My Tasteの3機能が加わりました。音質面でも、アレンジの豊かさ、ボーカルの明瞭さ、音の強弱表現が改善されています。

ここでは、曲のアイデアではなく「すでにある動画」から考えたとき、何が変わったのかを整理します。

2026年9月13日時点では、Sunoの最新世代はv6です。以下ではv5.5で導入された変更を振り返りつつ、料金、ダウンロード、動画入力など、その後に変わった点は現行情報へ更新しています。

ここで比べるのは、公式仕様と動画編集に残る作業です。同じ条件で生成音質を比べたテストではありません。

Suno v5.5で実際に追加された機能

Voicesとは?誰に向いている?

Voicesは、自分の歌声を取り込み、Sunoで生成する楽曲に使える機能です。歌声のサンプルを録音またはアップロードし、画面に表示されたランダムなフレーズを読み上げて本人確認を行います。認証が終わると、自分の声の特徴を反映した曲を生成できます。

使う前に、次の点は押さえておきたいところです。

Suno v5.5で動画クリエイターが自分の声やオーディオをアップロードしてAIに歌わせる「Voice作成」機能の画面。録音、アップロード、ライブラリ選択が可能。
  • Voiceプロフィールは非公開で、作成に使えるのは本人だけです。ただし、そのVoiceを使った曲を公開し、リミックスを許可すると、他のユーザーのCoverやRemixに声が現れる場合があります。
  • Voiceそのものを他人と共有する機能は、v5.5公開時点では将来対応と案内されていました。
  • AudioNewsRoomのベータ試用記事では、Audio Influenceを85%にしたときの声の類似度を約70%と評価しています。これはSuno公式の保証値ではなく、AudioNewsRoomによる試用結果です。

もう1つ、声をアップロードする前に確認したいことがあります。現行規約では、Voice Modelの作成に自分の声だけを使うよう定めています。送信した音声や関連データは、サービスやモデルの提供・改善に利用される場合があります。地域によっては音声データが生体情報に当たる可能性もあるため、Voicesの手順だけでなく、利用規約プライバシーポリシーも読んでから判断してください。

動画編集者にとっては、用途がかなり限られます。自分の歌声そのものがコンテンツになるシンガーソングライターのブランド動画などを除けば、締め切りまでにBGMを用意したい人の中心機能ではありません。

Custom Models:音楽クリエイター向けのスタイル調整

Custom Modelsでは、ProまたはPremierユーザーが、自分で権利を持つオリジナル曲を最低6曲アップロードできます。それをもとに、自分の作風を反映するモデルを作る機能です。公式の作成手順によると、作成時間の目安は2〜5分で、1アカウントにつき最大3モデルまでです。

Suno v5.5の「Ambient Model」作成画面。動画クリエイターが複数の楽曲を一括アップロード(Bulk Upload)して、独自のAIモデルを構築するためのインターフェース。

完成したモデルには、曲の構成、音作り、ハーモニーの傾向などが反映されます。モデルは非公開で、ほかのユーザーへ共有できません。

v5.5の3機能の中では、これが最も大きな追加です。ただし対象は、すでに自分の楽曲カタログを持ち、その音を崩さずにバリエーションを増やしたいプロデューサーです。

製品デモやブランドVlogのBGMを時々Sunoで作る程度なら、Custom Modelsを使うために、まずSuno外で十分な数のオリジナル曲を用意する必要があります。多くの動画クリエイターにとっては、そこが入口になりにくいでしょう。

My Taste:好みを少しずつ反映する機能

My Tasteは、無料プランを含む全ユーザーが利用できます。よく聴く・作るジャンルや雰囲気をSunoが学習し、Magic Wandでスタイル案を自動生成するときに反映します。

3機能の中では、いちばん受け身で使える機能です。初期設定は不要で、必要なら好みの確認・編集・無効化もできます。

正直、この機能は動画編集とも相性があります。控えめなシネマティックBGMや明るいlo-fiビートを繰り返し使う人なら、普段選ぶ方向の提案が出やすくなります。手間の少ないパーソナライズなら、歓迎です。

Suno v5.5で動画クリエイターが自分の音楽の好みを詳細なテキストで設定し、AIの生成スタイルをパーソナライズする「My Taste」機能の設定画面。

動画クリエイターはSunoをどう使う?v5.5の前後で変わったこと

実際の流れ:プロンプト→生成→尺調整→同期

v5.5公開時点で、Sunoを動画用に使う流れは次のようなものでした。

  1. 雰囲気、ジャンル、テンポをテキストプロンプトで指定する
  2. 2〜4曲の候補を生成する
  3. 編集した映像の勢いに合う曲を選ぶ
  4. 音声を書き出す。現行仕様では、MP3は各プランの許可されたダウンロード枠内で利用できます。WAVはWeb版のProとPremier、MIDIはPremierのSuno Studioで作成した曲が対象です
  5. Premiere Pro、Final Cut Pro、CapCutなどへ読み込む
  6. 動画の尺に合わせて曲を切る
  7. セリフやナレーションに合わせて音量を調整する

時間がかかるのは、たいてい6と7です。90秒の動画に3分の曲を置けば、不自然に聞こえない出口を探して切る必要があります。45秒の曲を4分の動画でループさせるなら、継ぎ目が目立たないように整える作業も残ります。

スマートフォンでは、端末によって詰まりやすい場所が変わります。CapCutやギャラリーアプリを使うならAndroidで動画に音楽を付ける手順、写真アプリやiMovie、SNS向け編集ならiPhoneで動画に音楽を付ける手順が参考になります。

v5.5の公開直後は、このプロンプトから書き出しまでの流れ自体は変わりませんでした。その後、2026年7月にWeb版v5.5へDurationスライダーが追加され、曲の長さを指定しやすくなっています。ただし、動画のカット位置を読み取って自動で同期する機能とは別です。

すでに音声ファイルがある場合は、まず動画と音声を結合する、同期をプレビューする、カットを調整する、という流れで十分です。アプリを増やしたくないなら、オンラインで動画に音楽を追加する方法が手早い代案になります。

v5.5の公開時点で、動画用途に変化がなかった部分

曲を生成することと、その曲を映像に合わせることは同じではありません。

v5.5の公開時点では、Sunoに動画ファイルを渡して内容を解析させる仕組みはありませんでした。文字で雰囲気を伝え、すでに編集した映像に合うことを期待する流れです。うまくいくこともありますが、8曲生成しても合わず、プロンプトを直してやり直すこともあります。

これはSunoの音質に対する批判ではありません。音そのものはよくても、制作で残る手間は「どんな曲か」と「映像が何を必要としているか」の間にあります。

そのため、Sunoを比べる相手は、ほかの楽曲生成ツールだけでは足りません。映像を入力として扱うツールとの違いは、Lyria 3 Proと動画向けサウンドトラックツールの比較で詳しく整理しています。

Sunoが向かっている方向

動画クリエイター向けのAI音楽生成ツール「Suno」の最新バージョンv5.5を象徴する、赤からオレンジに発光するグラフィックロゴ。

v5.5は「音楽を作る人の個性」へ軸足を移した

v5.5の公式発表を読むと、方向はかなり明確です。Sunoが目指したのは、一般的な曲を生成するだけでなく、作り手自身の声、過去の作品、好みをAIの出力へ反映するプラットフォームでした。

2026年の別の大きな音楽モデルも視野に入れているなら、動画クリエイターにとってLyria 3 Proとは何かも先に読んでおくと位置関係が分かりやすくなります。

Suno自身も、音楽制作を助けるだけでなく、作っている人をより深く映すモデルだと説明しています。創作の考え方としては筋が通っています。ただ、明日までに動画用BGMが必要な人とは、見ているゴールが少し違います。

法的な状況も単純ではありません。2024年にはUniversal Music Group、Sony Music Entertainment、Warner Music Group系のレコード会社が、Sunoを相手取った著作権訴訟を提起しました。その後、Warner Music Groupは2025年11月にSunoとの和解と提携を発表しています。一方、2026年7月にはミュンヘン地方裁判所がGEMA側の主張を認めたとGEMAが発表しました。

これらは、個々の生成曲が利用できるかを自動的に決めるものではありません。この記事も一般的な情報整理であり、個別案件の法的判断ではありません。クライアント案件では、現行規約と社内ポリシーを説明できる状態にしておく必要があります。

曲ではなく動画から始める人にとっての意味

Custom Modelsは自分の楽曲カタログを前提にし、Voicesは自分の歌声を取り込みます。Sunoが作り手の個性へ寄るほど、利用者も「音楽そのものに何を表現したいか」を持っていることが前提になります。

動画クリエイターの出発点は違います。完成した編集、またはラフカットが先にあり、音楽には映像を支える役割を求めます。曲を作りたいのではなく、その場面に音を付けたいのです。

似ているようで、解いている問題は別です。

v5.5で動画クリエイターに残った課題

動画の尺に合わせる

v5.5公開時点で最も大きかった手間は、曲の長さを動画へ合わせる作業です。当初はSunoが出した長さを基準に、編集ソフト側で切るかループさせる必要がありました。

現在はDurationスライダーで曲の長さを指定できます。30秒の広告や60秒のReelsでは以前より扱いやすくなりましたが、動画の終了時刻を自動取得し、カットや展開まで読んで音を合わせる機能ではありません。構成が複雑な動画では、最後の微調整は残ります。

動画の内容を踏まえて生成する

v5.5はテキストから曲を生成するモデルでした。映像のテンポ、感情が動く位置、0:47のシーン転換を把握して、その瞬間に音を合わせる設計ではありません。

ただし、ここは現在のSunoと分けて考える必要があります。2026年9月9日に公開されたv6では、テキストや音声に加えて画像・動画を出発点に曲を作れるようになりました。一方、公式発表だけでは、完成済み動画のカット位置へサウンドトラックを自動同期するところまでは確認できません。動画入力と、編集タイムラインに合わせた作曲は同じ機能ではないためです。

プロンプトを書く手間を減らす

ジャンル、テンポ、楽器編成、雰囲気を音楽用の言葉で説明することに慣れていないと、Sunoを使いこなすまで少し慣れが必要です。音楽制作そのものに興味がある人なら問題になりにくいでしょう。

一方、映像に合うBGMを早く決めたい動画編集者にとっては、プロンプト作成もポストプロダクションに加わる1工程です。生成の速さだけでなく、使える曲にたどり着くまでの試行回数を見た方が実態に近くなります。

動画制作でSuno v5.5を活かす実践的なコツ

商用利用が必要なら、曲を作る前にプランを確認してください。 無料プランで作った曲は個人の非商用利用向けで、あとからProまたはPremierへ加入しても、原則として過去の曲へ商用利用権がさかのぼって付くわけではありません。現行規約では、商用利用する曲は有料プランで許可された方法によりダウンロードしていることも条件です。クライアント案件、ブランドコンテンツ、収益化動画に使う場合は、作成前にSunoの商用利用条件を確認してください。

次の締め切りが来る前に、プロンプト集を作っておきましょう。 技術系の商品レビュー、日常Vlog、明るいブランド動画、静かなドキュメンタリーなど、よく作る映像ごとに30分ほど試し、使えた指示を保存します。My Tasteも使うほど調整されますが、すぐに役立つのは自分で残したプロンプト集です。

Sunoの曲は、最初から完成版と決めず、仮BGMとして映像へ置いてみてください。 先にタイムライン上で勢いが合うかを見て、合うなら同じプロンプトで候補を増やし、動画の終わりへ自然につながるものを選びます。映像へ当てる前から「完璧な1曲」を探すより、判断が早くなります。

30秒のプリロール広告や放送尺のように終点が厳密な案件では、Durationスライダーで長さを指定しても、書き出す前に必ず映像と合わせて確認してください。曲の長さが合っていても、最後のカットや見せ場に音楽の展開が合うとは限りません。

FAQ

Suno v5.5の新しいダッシュボード画面。カスタムボイス、独自モデル作成、My Taste機能が動画クリエイター向けに統合され、直感的な操作が可能。

Suno v5.5は動画のBGM作りに向いていますか?

条件付きで向いています。音は明瞭で、曲の構成やジャンルの幅も十分あります。ただしv5.5は、完成した動画を解析してBGMを自動同期するモデルではありません。曲の尺や展開を自分で確認し、編集ソフトで調整できるなら使いやすいでしょう。

Sunoで動画と同じ長さの曲を作れますか?

現在はWeb版のDurationスライダーで曲の長さを指定できます。ただし、動画ファイルから尺を自動取得して、カット位置まで合わせる機能としては案内されていません。長さを指定した後も、編集ソフト上で終点と音楽の展開を確認する必要があります。

動画用にSunoを使うには音楽知識が必要ですか?

楽譜を読める必要はありません。ただ、「cinematic, slow build, no vocals」や「upbeat lo-fi, 90 BPM, positive」のような指示は使います。雰囲気、ジャンル、テンポ、曲の勢いを具体的に説明できるほど、使える曲へたどり着くまでの生成回数は減らしやすくなります。

YouTubeクリエイターにSuno v5.5はおすすめですか?

まず無料プランで曲調を確かめる価値はあります。ただし無料プランの試用ダウンロードは個人の非商用利用向けで、2026年9月3日以降の現行条件では上限もあります。収益化するなら、ProまたはPremierで商用利用条件と月ごとのダウンロード枠を確認してください。音の調整にかかる時間が、自分の制作ペースに収まるかも判断材料です。

VoicesとCustom Modelsは何が違いますか?

Voicesは自分の歌声を生成曲へ反映する機能です。Custom Modelsは、自分が権利を持つ楽曲をもとに、曲全体の作風を調整します。Custom ModelsはProまたはPremier向けで、Voicesは現在、無料プランでも試用できます。詳しい現行条件はSunoヘルプセンターの機能ガイドで確認できます。どちらも、インストゥルメンタルBGMを急いで動画へ合わせたい編集者より、独自の音楽性を育てたい人に向く機能です。

Sunoの商用ライセンスはクライアント案件に使えますか?

現行のProとPremierでは、契約中に許可された方法でダウンロードした曲に商用利用権が付与されます。ただし、商用利用の許可と、著作権による保護、独占性は別です。Suno自身も著作権が成立するとは保証していません。米国での考え方を確認するなら、米国著作権局のAI関連資料が参考になります。厳格な社内規定がある企業や規制業種の案件では、利用前にクライアント側のルールも確認してください。

動画クリエイター向けSuno v5.5:結局、何が変わった?

v5.5を機能ごとに見ていくと、アップデート自体は小さくありません。VoicesとCustom Modelsは、作り手の歌声や作風をAIの曲へ反映するための、はっきりした追加機能です。

ただし、動画を公開する直前にBGMだけが残っている人にとっては、別の問題が残りました。音楽を生成できても、完成した映像の尺やカットへ合わせ、商用利用の条件まで確認して初めて「使えるBGM」になります。

2026年7月のDurationスライダーと9月のv6で、その差は少し縮まりました。それでも、動画入力ができることと、編集済みの映像に音楽が自動で同期することは同じではありません。

「どのAI音楽ツールが一番いいか」より先に、「今、どの作業を短くしたいのか」を決める。その方が、ツール選びで遠回りしません。

今の動画制作で一番時間を取られているのは、曲探し、尺調整、それともライセンス確認でしょうか。よければコメントで教えてください。どこで手が止まりやすいのか、私も知りたいです。

機能、料金、ダウンロード枠、商用利用条件は、2026年9月13日時点のSuno公式発表、ヘルプセンター、利用規約に照らして確認しています。AI生成音楽の利用条件は変わる可能性があるため、重要な商用案件では公開前に公式情報をもう一度確認してください。

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